穂高町学者村

穂高町学者村の紹介

穂高町学者村

 
長野県の北西に繋がる北アルプス。そしてその手前に広がる安曇野。
その中心地の安曇野市穂高の山裾に分譲別荘地・穂高町学者村があります。
穂高町学者村について紹介させていただきます。
 
春、田植えの頃の北アルプス。
常念岳から大天井岳、燕岳に繋がる北アルプス。そしてその手前に広がる安曇野。
この山裾に、安曇野市穂高町の端から端にかけて学者村の各地域が横一線に位置します。
 
穂高町学者村

JR大糸線の穂高駅から安曇追分駅に相当する北アルプスの山裾に、6つの地域にわかれて学者村が点在します。

それぞれの地域については「6つの地域」にて詳しく説明いたします。

 
真夏の北アルプス。
アルプス銀座と呼ばれ、沢山の登山者が登っています。
夏の日差しは強いですが、心地よい風が吹き抜けます。
 
 
刈り入れの頃の北アルプス
穂高は安曇米の産地としても有名です。
9月後半から12月に掛けての朝は放射冷却による靄が多く、午前中、山は霞んで見えることが多いです。
 
正月の風景、白化粧した常念岳 (2857m)、大天井岳 (2922m) がはっきり見えます。
有明山(安曇富士)もこちらに倒れかかってくるような迫力です。
 
       
       
1  学者村の紹介 2  学者村の特色 3  リゾート地としての穂高 4  学者村の気候
       

2005年10月、穂高町、豊科町、三郷村、堀金村、明科町が合併して「安曇野市」となりました。
文中に「穂高町」「安曇野市穂高」と二つの表現が出て参りますがこの合併が理由となります。

 

1.  穂高町学者村の紹介

安曇野市穂高は長野県の北西部、いわゆる安曇野の中心に位置しています。
町の西部は中部山岳国立公園に繋がり、燕岳、大天井岳、常念岳などの、
通称「アルプス銀座」と呼ばれる北アルプスが立ち上がり、
穂高はそのメイン登山口となっています。
その北アルプスの山裾に、中房温泉からの引湯による穂高温泉郷と
学者村を含む別荘群が存在し、一大リゾート地を形成しています。

穂高町学者村は昭和38年に、まだ穂高町に別荘はおろか、
リゾートという概念が全く無い時に始まりました。
鈴玲ヶ丘学者村の一部の分譲から始め、また次の土地を購入し
整備して分譲することの繰り返しで、最終的に約1,400区画、
30数万坪の大きな別荘地となりました。

分譲は絶対に学者相手に限るということを謳ったわけではありませんが、
宣伝を大学関係だけに行ってきた為、当初は約9割、現在でも約5割の
住民の方々が学校関係者で、名実共に学者村という形態になっております。
今現在でも宣伝は大学のみに行っております。
ただこのHPもしくは看板、ご紹介などで学者村のことを知られて、
この学者村の素朴で静かな環境を気に入られた方々でしたら、
ぜひ住民になっていただきたいと思っております。

学者村の分譲は、今から30数年ほど前に全て終了いたしました。
土地の値段が上がったこと、良い土地が無くなったこと、これ以上の
広さになると管理運営が疎かになることに対する懸念が理由です。
約1400区画のうち建物が建っているのは500軒ほど、他は土地だけを
お持ちの方々です。
ですから今現在は新規の分譲は行っていないのですが、土地をお持ちの
方々で売却希望の方の 物件を仲介しております。

 

穂高町から見える北アルプス
常念岳(2,857m)
山裾のいちばん右端あたりが
忍ヶ丘学者村。。。
山裾中央ちょっと右が
猪鹿の牧学者村あたりです。
 

2.  穂高町学者村の特色

1) 学者村内の道路の殆どは未舗装であるということ

学者村はメインの道路は舗装してありますが、そこからの枝で
家の前まで来る道の殆どは舗装してありません。(道は全て町道です)
確かに家に行く最後の100m程は 、もし雨でも降ったらちょっと
苦労するかもしれません。
でもこれが学者村のいちばんの良い点なのかもしれないと思っております。
未舗装ということで、視覚的にもとても素朴な自然のままの
雰囲気を味わえます。
やはり舗装であると、なにか人工的なものに囲まれている感じが
どうしてもしてしまうものです。
それともう一つ、舗装していないと関係ない人(クルマ)が
入ってくる率が圧倒的に少なくなるのです。
またもし仮に珍しくクルマが入ってきても、
そのスピードもとっても緩やかです。
これは別荘の静けさの確保、それから安全面においてもとても
有益なことと思います。
たとえばお子様がいらしたとき、せっかくの別荘ですから
家の周りでは監視もなく遊ばせたいというのが本当だと思います。
ですから世間一般で見られる別荘地の雰囲気とはかなり異なる、自然
のままの学者村の雰囲気にきっと驚かれることと思います。

天満沢学者村の赤松の中の道
 

2) すぐ側に大きいスーパーがある・・・でも学者村は静か

静かというと、とてつもなく不便な山の中という感じがするかも
しれませんが、実際はクルマで5〜10分も行けば夜間〜24時間営業まで
している大型スーパーやコンビニエンスストアがあります。
しかし学者村の別荘地は安曇野市土地利用基本計画により
「山麓保養区域」と分類された地域に位置し、別荘地にそぐわない
騒がしい建物を建つことが厳しく規制されています。
これにより別荘地の静寂が保たれています。
しかしこのエリアを抜け出せば、そこには
「田園環境区域」などの実際の生活に必要な店が位置することの
できるエリアがあるのです。
別荘ですから旅館と違って、年に何回も、
多い方ですと毎週いらっしゃる方もおります。
そうなりますとやはり普段都会で暮らされている方にとって、
近くでなんでも普段通りの買い物が出来るということはたいへんな
利点と思います。

以下に近くにあるお店たちの画像を示します。

学者村からクルマで5分程   広域農道沿いのお店たち

学者村からクルマで12分程  穂高駅周辺のお店たち

学者村からクルマで15分程  国道147号沿いのお店たち

学者村からクルマで20分程  豊科インターチェンジ付近のお店たち


学者村からクルマで5分ほどの
ところにある大型スーパー。
夜9時まで営業。
手前はBIG(旧JUSCO)、奥は綿半。

 
3) 学者村の静寂はいろいろな規制により守られている。

上記の土地利用基本計画。
建坪率が20%、容積率が40%。
隣地とのスペースの確保や壁の禁止など、別荘地の景観を保つ
規制に守られています。
これらにより、広々とした、他人の視線を気にしない、
別荘本来の生活を満喫できる地域だと思います。
冬の鈴玲ヶ丘学者村の林への入り口。
急に水田から林になりますが、その場所から
「山麓保養区域」になるから故です。
 

4) 自然のままでありながら、管理されているということ

個人で山奥に土地を取得され、ご自分で別荘を建てた
ところは学者村と同じく自然に溢れていることと思います。
でもそれですと、建物、土地の管理からなにから全て
ご自分で行わないといけません。
別荘ですから通年で使用される訳ではありません。
利用されていない期間に、別荘には色々なことが起こります。
(木が倒れたり、水漏れしたり。。。)
穂高町学者村は全くの自然の別荘地でありながら、
ちゃんと管理されている別荘地ということで稀有な
存在なのかもしれません。

鈴玲ヶ丘にある学者村管理事務所。
 

3.  リゾートとしての穂高町

1) 安曇野市穂高の西側(学者村)は北アルプス連邦に繋がっています。

ご存じのように北アルプス連峰(飛騨山脈)は日本でいちばん大きく、
高く、有名な山脈です。
学者村の方は山を愛する方が多く、別荘を基地として登山を
楽しまれていらっしゃいます。
この北アルプスでいちばん有名なルートは、この穂高を
登山口として、中房温泉→燕→大天井→槍ヶ岳→穂高→上高地
とたどる、通称アルプス銀座と呼ばれる2泊3日のルートです。
また中房温泉→燕→大天井→常念岳→沢度渓谷と一泊二日のコース。
もしくは中房温泉から燕への往復です。
特にこの中房温泉から燕岳は登り3時間半で、じゅうぶん日帰りが可能です。
燕の稜線に最後の一歩でたどり着くと一気に視界が開け、穂高岳、
槍ヶ岳などの連なるパノラマが目の前に広がります。
やはり登山基地の町なのでしょうか、ちょっとスイス的な匂いの
する町かもしれません。
学者村よりも西側は安曇野市穂高の自然保護ゾーンとなり、さらにその奥は
北アルプスの位置する中部山岳国立公園となります。

 

鈴玲ヶ丘学者村近くから望む
北アルプス大天井岳(2,922m)
 

2) 安曇野の中心地

安曇野市穂高の北アルプスと反対側の東の端では、北アルプスの伏流水
によるワサビ栽培が盛んです。
大王ワサビ園という大きなワサビ田が有名で、とても壮大な景色
なのですが、その付近を散歩して、何とはなしに辺りの農家の
裏手を覗くと個人の小さなワサビ田にいっぱい出会います。
このあたりの景色が私はとても好きです。
水がちょろちょろと流れて、でもこれは川の水ではないのです。
あたりの地面を少し掘れば、そこからじわじわと水が滲み出し、
この水は通年を通じて冷たく、それがワサビの育成に繋がるのですね。
そのわさび田の畦道から少し顔を上げれば、北アルプスが白馬の
方まで連なっているのが見え、牧歌的な安曇野本来の風景を
実感できます。

この町はアルプスの方角へほんの少し登っていて、「忍ヶ丘学者村」
のあるアートヒルズの辺り、もしくはもっと上の「猪鹿の牧学者村」
に隣接する穂高カントリークラブのあたりまで行くと、
この安曇野が広く見渡せます。
先ほどのわさび田のあたりの景色とまた違うのですが、
高原的な色合いをもった避暑地の雰囲気を味わえます。

安曇野別荘

 

 

3) 信州の他のリゾート地へのアクセスが良い

西に向かえば、例えば上高地。
昔は神降地と呼ばれた程の
とても美しい 場所です。
クルマで1時間半くらい。
直線距離で言ったらほんの15キロくらい
なんでしょうか?
穂高町からちょうど北アルプスの裏手になります。
そしてその辺りには乗鞍高原、白骨温泉、新穂高温泉、
新穂高ロープウェイも良いところです。
白骨温泉はいろいろと話題になりましたが、
私の最も好きな温泉のひとつです。
さらに西に向かえば、飛騨高山もけっして遠くありません。
上高地からクルマで30分くらい。
南へ行けば松本へはインターで一個の距離で、
近くには浅間温泉、美ヶ原高原、高ボッチ高原もあります。
さらにもう15分ほどで諏訪湖、もう少しいけば八ヶ岳、
木曽にも行けます。
長野市も高速で30分ほどでしょうか。善光寺、戸隠高原が
その辺りです。
北に向かえば30分ほどで大町市。
近くには青木湖、木崎湖などの仁科三湖。
また黒部ダムがあります。
黒部ダムからロープウェイ等を乗り継いで
立山黒部アルペンルートで富山側に抜けられます。
穂高はあまり雪は積もらないのですが、この大町から
一気に雪が増え、そこから北はスキー場が沢山あります。
穂高からいちばん近いスキー場が大町スキー場、
爺ヶ岳スキー場。
40分ほどで着くでしょうか。
その奥へ鹿島槍スキー場、やなば国際スキー場、
五竜遠見スキー場などを経て八方尾根まで続きます。
一時間半ほどで白馬でしょうか。
さらに北へ行くと糸魚川にて日本海に出ることが出来ます。

萩原碌山美術館
 

4) 子供に媚びていない、大人のリゾート地

大人のリゾート地っていう言い方も変ですが、
なにかチャラチャラした若者を商売の対象にした感じが
あまりしない処だと思います。
私どもが学者村を始めたときはこの穂高は登山口としては
有名でしたが、リゾートとしては殆ど利用されて
いなかったと思います。
1975年、連続テレビ小説の「水色の時 」(大竹しのぶ主演)、
それで少し名前が知れてきて、そのあとanan,nonno等の雑誌で何度も
安曇野が取り上げられたのですが、それでもとてもゆっくりと開発
されてきた場所だと思います。
そしてまた遊園地とか多数のテニスコート、湖などのスポーツ系の
遊ぶところがありませんから、若者が楽しみを求めて遊びに来る場所
という感じではないのです。
それが穂高にはかえって良かったことと思っております。
ですから学者村のメンバーの方々も、静かに散策をしたり、
山に登ったり、山菜を摘みにいったり、読書をしたり、
地元の農家などの方々の知り合いになりいろいろ教わって。。。
そのような楽しみ方をなさっている方々が多いように見受けられます。
だからでしょうか、別荘地に増えてきた喫茶店やレストラン、
美術館なども、小さいかもしれませんが何か拘りをもった
素敵な処ばかりです。  

穂高町学者村
 

4.  学者村の気候

下の表は穂高の年間の気温です。
ただこれは町の中心部の数字でしょうから、学者村のあるエリアは
もう少し低めの気温と思ってください。
穂高の方は町の気温よりも学者村あたりの気温は2〜3度低いと
言っています。
体感的には5度くらいは東京よりも低いという感じでしょうか。

また穂高の特長として、雨の日が少ないことが挙げられます。
長野県はもともと雨の少ない県ですが、その中でも特に雨が降らない
地域と言えると思います。
これは西側に3000m級の北アルプスが連なり、雨雲、雪雲は西から
この北アルプスに当たり岐阜側に雨、雪を降らし、北アルプスを越えて
穂高来るときには湿気の抜けた乾いた空気になることからだと
思います。
実際に晴天の安曇野から安房トンネルを抜けて岐阜側に行くと、
そちらは視界がゼロということがままあります。

 
大雪の降った日の管理事務所
 
2019年 安曇野市穂高の気候 2019年 東京の気候
区分
気温(度)
降水量
(mm)
平均
最高
最低
1
-1.0
8.6
-10.6
16.5
2
1.0
14.9
-8.6
30.0
3
4.8
20.7
-5.0
88.5
4
4.3
28.4
-4.9
54.0
5
16.9
34.5
0.0
65.5
6
19.4
31.3
10.5
127.5
7
23.3
33.7
16.7
136,5
8
25.5
37.0
17.6
125.0
9
21.4
33.2
10.6
26.0
10
15.2
28.9
5.8
298.5
11
7.6
21.1
-3.5
12.0
12
2.9
15.0
-6.0
40.5
区分
気温(度)
降水量
(mm)
平均
最高
最低
1
5.6
14.0
-1.2
16.0
2
7.2
19.5
-1.2
42.0
3
10.6
23.9
1.1
117.5
4
13.6
25.6
2.3
90.5
5
20.0
32.6
7.9
120.5
6
21.8
32.3
13.9
225.0
7
24.1
34.6
17.7
193.0
8
28.4
35.6
20.7
110.0
9
25.1
36.2
17.1
197.0
10
19.4
30.3
12.1
529.5
11
13.1
23.9
1.6
156.5
12
8.5
18.9
2.2
76.5
2020年 安曇野市穂高の気候 2020年 東京の気候
区分
気温(度)
降水量
(mm)
平均
最高
最低
1
2.2
13.5
-6.4
19.0
2
2.0
20.0
-10.5
86.0
3
5.6
20.7
-6.3
155.5
4
8.3
26.8
-3.0
155.0
5
17.4
32.5
3.1
155.5
6
21.3
34.1
11.9
125.5
7
22.3
31.5
16.6
150.5
8
26.4
37.0
17.6
47.5
9
21.6
33.9
9.3
189.0
10
12.3
24.8
-0.3
131.5
11
8.2
22.6
-2.4
43.5
12
1.4
13.5
-8.0
95.0
区分
気温(度)
降水量
(mm)
平均
最高
最低
1
7.1
18.6
0.6
135.0
2
8.3
18.2
-2.1
15.0
3
10.7
24.6
0.7
131.0
4
12.8
24.2
5.3
296.5
5
19.5
28.7
10.7
118.0
6
23.2
32.6
17.1
212.5
7
24.3
32.5
17.4
270.5
8
29.1
37.3
21.8
61.5
9
24.2
35.1
14.7
117.5
10
17.5
26.7
9.2
205.0
11
14.0
24.9
5.2
14.5
12
7.7
17.2
-0.6
13.0
   
   
例えば夏、日中はかなり暑いです。
日差しは東京と同じくらい強く感じます。
でも湿度がとても低いです。
これは前述した北アルプスにより雨などが山脈の反対側に降り、
穂高には湿気の抜けた乾いた空気が来ることと、
あとこの学者村のある場所が扇状地の上部であり、
たいへん水はけの良い土地であることが
理由と考えられます。

また風は一年中北風が多いです。
この湿度の低さと北風により、気温が高いときでも
モワッとしたとした嫌な感じの暑さは無く、
木陰、家の中に入ればス〜っと汗が引き、
とても過ごしやすいのが穂高の夏の特長です。

夜は一気に気温が下がり、夏でも窓は閉め切って
寝ることが多いです。
窓を少し開けていると、そこがクーラーの送風口かと
思ってしまうほどです。

夏は夕立があります。
ヤマツツジが咲く、5月の学者村
 
冬は 寒いです。
お正月の昼間で2〜3度くらいでしょうか。
夜はもちろんマイナスの気温となります。
ただ雪はあまり積もりません。
お正月であれば、ほとんど雪は無いと思っていただいて
よろしいかと思います。
2月くらいにドカッと30センチほど積もることがあるのですが、
何日も続いて降り続くことはありません。

山脈の形の関係なのでしょうか、穂高から北へ30分ほど
行った大町まで行くと急に積雪量が増え、そこからは北は
大スキー場地帯になるのです。

寒い冬ですが、白馬の辺りまでくっきりと見渡せる景色、
今にも倒れかかってきそうな有明山。
白さが際だつ天の川など冬ならではのことも沢山あります。
秋の忍ヶ丘学者村の紅葉
     
安曇野 別荘
安曇野 別荘
安曇野 別荘